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2009年02月22日

修羅場

妻から離婚を切り出されています。

昨日彼女と話しました。
外で話そうと思ったけど、
ゆっくり話したいと言うことで、家で話すことにしました。

家について話をしました。
これからどうするのか?
彼女と彼はどうするのか?

彼女はいいました。
「私も彼も謝りつくした。何をしてもあなたは納得しない」

僕はその言葉を聞いて、カチンときました。
「謝りつくすって言うのは、どんどん勝手にことを進めることなのか?」
「2回だけあって、僕と話をすることが謝りつくすことなのか?」
正直、彼女に対して夫としての責任があるし
彼女は十分に苦しんでると思う。
でも、彼は別。

彼女は「もうどうしていいかわからない」と泣いてしまった。

そして、トイレに立った彼女は
包丁をもって帰ってきました。

「もうこれしかない。」
「私が死ねば解決する」

僕は必至になだめます。
「そんなものは置きなさい」

近づく僕に彼女は包丁をむけます。
さすがに命の危機を感じました。

そんな、押し問答を何十分か繰り返し、
ようやく、彼女の腕をつかんで、包丁を取り上げました。

そると彼女は、今度は引き出しからカッターを持ち出し、
同じことをします。

僕は取り上げた包丁を自分の腹にあてて、
「君が自分を切ったら、僕も自分の腹を刺す」
と言いました。

彼女は、ようやくカッターを置いてくれました。

僕は包丁とカッターを自分の尻の下に置いて、
彼女にも座るように言いました。

彼女は言います。
「もう、私が死ぬしかない」
「大好きなあなたを傷つけたけど、私はなにもできない」
「私は頭が悪いから、これしか選択肢がない」
「あなたさえ、納得してくれればそれでいい」
「あなたは本当にすごい人で、一番尊敬してる人。
絶対に大きな人間になる人。だから、前向きに頑張って」

彼女も僕もずっと泣いています。

長く彼女と付き合っているけど、
彼女は嘘を言っていません。
今まで、見たこともないような顔でなく彼女を見て
僕は自分が出来ることを必死で考えました。

そして、僕は一つの約束を提案しました。

「僕は、必至で頑張ってすごい男になる。
だから、君も頑張ってやりたいことやってなりたい自分になって。」
「お互いが頑張って、輝いたらまた輝いた二人で会おう。」
「君のためじゃないよ。僕のために約束してほしい。」

彼女は、見たこともないよな泣き方で泣き崩れました。

「こんなに、思われてるのに私は・・・」

僕は、それを見て泣きそうですが
必死で我慢します。

そして、彼女の手をとって指切りしました。
我慢できず、泣いてしまいました。
二人で泣きながら指切りしました。

「頑張ろうね」
僕は彼女と握手しました。
一生懸命笑おうと思ったけど、泣いてしまいます。
すごく奇妙な笑い泣きをしながら、
何分間もずっと手を握っていました。

もう、夜中になってました。
おなかがすいたので、二人でコンビニに行きました。
いつも、二人で手をつないで行っていたコンビニ。
手は繋がなかったけど、久しぶりに二人で行きました。
ほんの数分間の道のりだけど、色々なことを思い出します。

僕はビールを買って飲みました。
お酒の弱い僕は、ロング缶一本で酔っぱらってしまいました。

酔っぱらって色々な話をしました。
彼女は、前みたいにうんうんと聞いてくれました。
「あなたはすごい人だから大丈夫だよ」
そういって僕を励ましてくれます。

いつもそうでした。
大きいことを言う僕を、彼女はいつも励ましてくれました。
彼女に認められたくて、僕も頑張りました。

正直、僕にはやりたいことなんかないです。
僕がやりたいことは、彼女を幸せにしたいってことだけで
すべてはそのための手段でしかないんです。

もともとやせていた彼女は、
もっと痩せてしまっていました。
苦しんでいるんだろうな。
僕にはもったいないような、こんないい女性を
僕は今まで、大切にしきれていなかったんだろうな。
一生懸命僕についてきてくれた彼女を、
もう苦しめるのは嫌です。

酔っぱらった僕は、彼女とまた握手をしました。
ずっと、手を握っていました。
そして、そのまま寝てしまいました。

明け方、彼女が起こしてくれました。
僕は手を握ったまま寝てました。

そして、彼女は始発で帰ってしまいました。

とにかく、彼女が無事でよかった。
彼女に傷がつかなくてよかった。

僕には何も残らないかもしれないけど、
それ以上のものを今までもらってきた。
彼女のために何ができるのか、
自分のなかで答えが固まってきたみたいです。


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posted by ともき at 17:28 | Comment(6) | 過去
この記事へのコメント
12月14日「不一致」→奥さんはともきさんを「尊敬できない」と言ってましたよね。
なのに今回は「あなたは本当にすごい人で、一番尊敬してる人。絶対に大きな人間になる人。だから、前向きに頑張って」
・・・私には奥さんがなんとか別れてほしくて、ともきさんを励ますような言葉をかけたのではないかと思いました。励まして、自分がいなくなっても大丈夫だと思わせたかったのでは・・・。
ともきさんを怒らせたら彼を傷つけるかもしれないから、ともきさんを励まし、なだめ、なんとか穏便に別れようとしているように感じました。
結局奥さんの目的はともきさんとキレイに別れ、彼と一緒になること。彼を訴えないでほしいということ。

・・・私にはそれは都合の良すぎる話だと思います。ともきさんに大きな傷を負わせているのだから、奥さんも、彼もその代償を払うべきです。
彼らに試練を与えるべきです。
Posted by りん at 2009年03月01日 23:08
愛していればこそ許せるのですよね。
私も遠い以前一度だけそんな気持ちを抱かせる相手にあったことがありました。

ともきさんが他の人と違うのは、今回の決断のように、ちょっとのことではあきらめずに、手に入れるために最善を尽くせるところです。
努力をして欲しいものを手に入れようとする男性が魅力的に見えないわけがありません!
すでに片足が「すごい男」なってますよ♪

飲めない酒代くらいの何の癒しにもならない金銭なんかより素晴らしいものを得たのですから、ずっと大切にしていってくださいね!
Posted by チコ at 2009年02月24日 17:06
ベストパートナーは必ず現れますよ。
辛いだろうけど、気を確かに持って前向きに行きましょう!!前を向いてればいい女の子だって見えてくると思いますよ!!
Posted by 金星人 at 2009年02月24日 08:46
離婚の要求を受け入れることに、決められたのですか?ともきさんが納得する形で収まるのであれば、なによりです。

どんな形であれ奥さんが幸せであれば、ともきさんも幸せなんですね?たとえ側にいなくても、奥さんの愛が他人に向いていても・・・。
もしそうなら、恋愛小説か映画のストーリーかと思うような、美しい話だと思います。

ともきさんにも、ともきさんの幸せが自分の幸せと思ってくれるような女性が、いつか現れると良いですね。がんばってください。
Posted by CHORO at 2009年02月24日 00:52
彼女のような人は、自分の欲求を通す為ならどんな猿芝居もするし、人を泣かせる事も言うでしょう。

あなたに優しい事を言われれば少しは切なくなって涙も見せるかもしれないけど、帰り道ではうまくいった♪と思っていますよ。

彼女が本当に悪いと思っているなら、きちんと金銭でけじめをつけてもらいましょうよ。
だって、それしか方法が無いのですから。

Posted by ナナシ at 2009年02月23日 17:03
がんばってくださいね、
絶対うまく行きますよ!
Posted by チコ at 2009年02月23日 16:31
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